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ジジーがバイクにただ走りたいだけのブログです。

【オーストラリアツーリング】バイクで走った12.000km part23

この記事は1990年2月~4月 オーストラリア東側一周した時のツーリング記録です。

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3月24日(土) 晴れ所により雨

  ケアンズ~チャーターズ・タワーズ

 今日こそはケアンズを出ないと日程的にきつくなる。


昨日と同じくブルースハイウェイを下っていった。

am9:30 途中止まっているバス🚌の運転手から聞くと

この先10km程行ったタリーTullyと言う所で川が氾濫し、

道路まで冠水して行き止りになっていると言う。 

このルートは使えないな~。

でも、ここで挫けていてはOFFライダーの名が廃る

こうなったら、強行手段で奥の山道🏞️を通って抜けようじゃないか。

ケアンズで買った地図🗺️を見ながらこれから行くルートを考えた。

ここはいったんイニスフェール Innisfailまで戻り

レべンショー Ravenshoeから山道⛰️を下ったほうがいいだろう。

 

エルアリッシュ El Arishからイニスフェールまで走り、

給油した頃にはもうam11:00、

ここからはケネディハイウェイ Kennedy HWY

を雨の中ただひたすら南西へ向かう。

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途中行く手を阻むがごとく冠水していた所があったが、自動車🚗が通れるぐらいだったら

俺の愛車も楽々通れるだろうと突っ切って行った。

 

 pm3:00頃マウントガーネット Mt Garnetにて遅めの昼飯🌭をむさぼる。

まだまだこれから長い道のりは続くんだ、焦らず確実に走破しよう。

途中、ケネディデベロップメンタルロード Kennedy Developmental RD

に合流、南へ向かう。

 

 pm5:00頃コンジュボーイ Conjuboyにて給油、

おいおい!ここから街までまだ260kmもあるぜ~。

おまけに、辺りはかなり暗くなってきやがった。

街灯もない田舎の山道🌌、XTのライトだけでは照らす範囲も限られる。

それにこの雨🌧️じゃ視界も遮られて速度も出せないだろう。

今のうちに地図を見てしっかり道を覚えよう。

グレゴリーハイウェイ Gregory HWYを道なりに行けばいいんだな。

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 日も暮れて真っ暗になった山道をひとりバイクで走ってる。

小さなライト💡が道だけが照らしている状態は、

まるで何もない異空間の中🌀を走っているみたいだ。

ふと、バックミラーを見るとライトの明りが点滅していた。

後ろを振り返ると、一台のバイクが走っていたのだった。

おお、俺と同じ考えをしたやつがいたんだと思って

俺がいったん立ち止まったら、そのバイクも立ち止まった。

不思議に思い再び走りだしたら、そのバイクも走り出した。

なんなんだこいつは、遠目👀に俺を見ているだけなんて。

気になった俺は、バイクを降りて後ろのバイクに近づいて行った。

それは赤いバイク(多分XR600)赤い雨具(HONDAに合わせたな)

ヘルメットは暗くてわからん

相手は日本人かもしれないが、ここはカタコト英語で

「ウェハ フロム カントリー」

と、たずねたが

「‥‥‥‥‥」

返事がない。

俺の発音が悪いのかな~。

ここはもう一度、

「ウィア ゴウツウ ツウダーイ」

「‥‥‥‥‥」

やっぱり返事がない。

ラチがあかんし、時間も無いし、タンクの燃料も心もと無い。

ここはほっといて走る事に専念しよう。

 

バイクに乗って20分、後ろのバイクはまだ付いてくるみたいだ。

道が少し細くなった所に、前からまたライトが見えてきた。

ほう、今度は🚙だな~。

近づいてきた車は、段々大きくなりトラック🚚に成長した。

道幅はまだなんとか余裕がある。

左に避ければ問題ない。

そのトラックはまだまだ成長をし続け大型トレーラー🚛に変身した。

おいおい!そりゃないぞ。

道幅いっぱい使って走ってるじゃないか!

大型トレーラーはクラクションを鳴らしながらこっちに向かってくる。

行き場のない俺は必死になって左路肩の泥道に突っ込んだ。

やばい!ヤバい!ヤバイ!!

泥で前輪が取られる、後輪が滑る

左路肩奥は深さ1m以上ある側溝だ、落ちたらまず助からん。

ここで停止しても、重さでタイヤが泥に埋まってしまい

脱出困難になるのは明らか。

それ以前に泥が側溝に流れているじゃないか

路肩が若干斜めになっているので、後輪が左側に滑って行く

俺はハンドルを道路側に持っていき、何とか落ちないよう

アクセルを捻ったが後輪はますます滑っていく

もうダメだ、このまま落ちるしかない。

車体がカウンター気味に右へ倒れていった。

その時、後輪に何か硬いものがヒット

反動で道路側に戻された。

気が付くと、道路の真ん中に立っているではないか。

通過した大型トレーラーは、俺の無事を確認したのか

そのまま走り去った。

よかった~、マジ助かった~。

九死に一生を得た俺は、その場で一回深呼吸。

心落ち着かせて、また走り出すのであった。

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(今のグレゴリーハイウェイのべソルト付近

 側溝は無くなっているな。)

 

 20分ほど走って、何か忘れていることに気が付き ふと立ち止まる。

そういや、俺の後ろを走っていたバイクはどうなったんだ?

たしか、俺と同じように泥の脇道通ってたんじゃないか。

バックミラーを見ても何も映らない。

戻ろうにもガソリン⛽が残り少ないので確かめようが無い。

このまま考えても仕方が無いな。

無事なのを祈ってそのまま走る事にした。

 

pm9:00 チャーターズ・タワーズ Charters Towersの街明かり✨が見えてきた。

街灯を見れるのがこれほど嬉しいとは思わなかった。

俺は今生きてることを実感したひと時であった。

 

街中の案内看板にてモーテル🏨を見つけ出し、チェックインして

すぐに夕食の買い出しをした。

いや~ホント疲れたよ~。

飯🍕食って、シャワー🚿浴びて、即効に🛌寝よう。

 

走行距離:650km (無休憩260km)

宿泊:チャーターズタワーズ モーテル A$38(シングル)

 

 

 

 

 

後日談

これより2日後

アーリービーチのユースホステル🏨にて新聞📰を見たんだが

『3月20日にグレゴリーHWY べソルト近くで起きた

 トラックとバイクの衝突事故にて行方不明であった

 ライダーのヘルメット(頭部🧠)が見つかりました。』

という記事だった。

‥‥‥‥?!